English
事務局より

2014-04-09 | 第5回〈子どもの映画教室〉レポート

 毎年恒例の子ども映画教室は今回で5回目。当日は3歳から13歳までの14名の子どもたちが参加してくれました。

 まずはライブラリーを探検。長くて重い映画のフィルムがたくさん保管されています。背伸びして映写機のスイッチを入れると、映写機は大きな音をたてて回ります。映し出されたのは80年前のサイレント・フィルム。色も音もない映画を不思議に思う子もいたようです。

 35mmフィルムに絵を描いてダイレクト・ペイント・フィルムを皆でつくりました。1コマ1コマ手描きした小さな絵が、大きなスクリーンに踊りました。 ひとり3秒=72コマの道のりは短かったでしょうか。長かったでしょうか。

 映画館からは、大きな音を出して回る映写機も、長くて重いフィルムも、機械やフィルムの匂いも、100年以上続いてきたフィルムと映写機の時代など最初から無かったかのように消えていきました。それでも、ものづくりの喜びと、皆の期待に充ちた暗闇は、まだここにあると思うのです。映画と子どもたちの「手」を結びつけると、まだまだ面白いことが起こりそうな気がするのです。

(黄木優寿 山形事務局

完成作品はこちら 第5回〈子どもの映画教室〉制作作品(MP4形式動画、59MB)

※山形市市民活動支援センターさんにも取材していただきました。 山形市市民活動支援センターWebサイト:市民活動のご紹介