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事務局より

2013-11-08 | 山形国際ドキュメンタリー映画祭2013を終えて

 多くの皆さんのおかげで、山形国際ドキュメンタリー映画祭2013を無事終えることができました。心からお礼を申し上げます。ありがとうございました。

 山形映画祭は2年に一度、開催を終えるたびに、継続的な課題が確認され、また新たな宿題が生まれます。映画をつくる、そしてそれを最良の形で再現するための機材や素材に変化が起こっている今、映画祭はどう対応すべきか。映画祭期間中の運営を支えてもらう短期のスタッフの方々を今後どう確保してゆけるだろうか。また、映画祭期間中だけでなく、ボランティアの皆さんとのつながりをどう作っていったら良いのか。上映作品の決定から広報、そして本番へという怒濤の準備を、どうしたら十全にやり切って臨めるのか。また、この映画祭そのものがどのような存在であるべきか。

 世界、そして地域が変化する中、この映画祭が「山形映画祭」らしくあるため、またあり続けるための努力や工夫は、毎回、新たに試されているのを感じます。また、映画祭自体が、当然のごとく様々な挑戦をし続けない限り、生き生きと存在することができないだろうとも考えます。

 次の映画祭を楽しみにしてください。それまで、お互いに足腰を鍛えましょう。 ありがとうございました。

(高橋卓也 山形事務局長

 


2013-11-08 | 「ヤマガタの観客は最高」!!

 今年も多くの観客、作り手、ボランティアの皆さまのおかげで、おもしろい映画祭になりました。本当にありがとうございました。映画祭の間中、「みんな何て楽しそうないい顔をしてるんだろう!」と幾度となく思いました。『パンク・シンドローム』のJ-P・パッシ監督が授賞式の壇上で言ったとおり、「ヤマガタの観客は最高」です。そして観客を迎えたスタッフ――会場係として、通訳者として、映写技師として、司会者として、香味庵で、本部の電話口で、などなど。年間を通して準備を進める事務局も、現場のライブな起爆力だけは準備できません。今年も参加者全員で作った「みんなの」映画祭だったと感謝申し上げます。

 今後、『なみのこえ』『うたうひと』を含む東北記録映画三部作(酒井耕・ 濱口竜介監督)が11/9〜22東京のオーディトリウム渋谷で一挙公開になります。『殺人という行為』『ジプシー・バルセロナ』『物語る私たち』などの映画も一般公開の道が開かれそうです。ヤマガタ作品の継続上映とさらなる広がりをご支援ください。

(藤岡朝子 東京事務局ディレクター