| 2012-08-16 | | | 「映画屋とその仲間たち 夏祭り」に参加して |
7月29日日曜日。宮城県南三陸町で行われるイベント「映画屋とその仲間たち 夏祭り」のお手伝いのため、朝5時半に南三陸町へ出発しました。道に迷いながらも、8時には無事到着。会場となるホテル観洋は海のすぐそばに建っており、ホテルから目の前に広がる太平洋の景観はまさに絶景！ 海からの潮風が心地よく、暑さを忘れられるひとときです。
「映画屋とその仲間たち」は、在京の映画監督、スタッフ、キャスト、制作・配給会社など「映画」に関わりのある人々が集まり結成された、震災復興支援ボランティアグループです。2011年5月から2ヶ月に一度岩手、宮城で上映会などの活動を行っており、8回目を迎えた今回は特別版の「夏祭り」を岩手県岩泉町、宮城県南三陸町で2日間開催することになりました。東北近辺の映画祭にも声をかけていただき、高崎映画祭、仙台短篇映画祭、あきた十文字映画祭、あおもり映画祭（七戸FC、つがるFC）、そして山形映画祭の有志で参加してきました。
今回の夏祭りでは通常行っている上映会、フリーマーケットの他に、豪華ゲスト多数のミニライブも開催。カフェ、マッサージ、かき氷屋さんも出店し、会場はにぎやかです。世界中のこどもたちから集められた、お手紙プロジェクトのコーナーやお花のプレゼントなどもありました。
私たち映画祭チームはフリーマーケット（無料で配布）を担当。何十個という段ボールに用意された服、雑貨、おもちゃなどを並べると、広い会場がいっぱいになりました。部屋の外には朝早くからいまかいまかと待ち望んでいる町内のみなさんの長い列。品物は開始から30分もたたず瞬く間になくなり大盛況でした。その後はミニライブに参加し、南三陸町のみなさんと一緒に夏祭りを満喫してきました。
※イベントの模様はこちらでも見られます。
南三陸 ホテル観洋 Webサイト：「みんなの映画館」のイベントへ潜入取材♪
フリーマーケットへいらした、震災後アパートを借りて住んでいるというおばあさんが「仮設住宅でないとこういう物資が来なくてね。楽しみにしていたのよ。」とおっしゃっていました。まだまだ、不自由な生活を余儀なくされている人たちがたくさんいます。この「映画屋とその仲間たち」は1年間限定で始めた活動ということもあり、今回で一旦終了。今後は、各個人で個別の活動をしていくということです。
今回参加して他の映画祭の方や、映画関係者の方との出会いがたくさんありました。「映画」がつないだこの出会いを大切に、今後も活動のお手伝いを続けていきたいと思います。
鈴木彩子（山形事務局）