2007-11-07 | | | 東北芸術工科大学図書館上映会〈11月−1月〉 |
東北芸術工科大学図書館との共催でドキュメンタリー映画の上映会を開催しています。学生対象の上映会ですが一般の方の参加も歓迎します。是非ご参加ください。
東北芸術工科大学図書館上映会
- ●11月29日[木]17:30(1回上映)
- 『メランコリア 3つの部屋』
監督:ピルヨ・ホンカサロ
フィンランド、ドイツ、デンマーク、スウェーデン/2004/ロシア語、チェチェン語、アラビア語、フィンランド語/カラー、モノクロ/106分/YIDFF 2005 インターナショナル・コンペティション
■チェチェン紛争をめぐる子どもたちの生活を3つの場面から追う。ロシア連邦北西部サンクトペテルブルクの士官学校では幼い子どもたちが軍事教練に明け暮れている。廃墟と化したチェチェン共和国の首都グロズヌイでは親子の生活が引き裂かれ、隣国イングーシ共和国の難民キャンプでは子どもたちが空爆の音に怯えている。見守るように慈しむ眼差しの中に、見据えるべき未来を失った悲惨な状況下で生きる子どもたちの表情が浮かび上がる。
●12月13日[木]17:30(1回上映)- 『満山紅柿 上山 ― 柿と人とのゆきかい』
監督:小川紳介+彭小蓮(ぺン・シャオリン)
日本/2001/日本語/カラー/16mm/90分
■小川紳介監督が残したフッテージ(『牧野物語・紅柿編』として撮影)と構成メモを元に、中国の彭小蓮監督が追加撮影、まとめあげた作品。上山の紅干柿の全行程を、丁寧にしかも艶やかに描いている。また紅干柿のための道具、用具を発明、生産している人々や、「柿商い」を営むおばあさんの語り口、姿を魅力的に映し出している。全体を通して、紅柿というささやかな、しかし不思議にチャーミングな生きものと、この地(上山)の人々が行き交いつつ生きる世界を描く。
●1月17日[木]17:30(1回上映)- 『映画の都 山形国際ドキュメンタリー映画祭'89』
監督:飯塚俊男
日本/1991/日本語/カラー/16mm/98分
■1989年10月10日から15日まで開催された「山形国際ドキュメンタリー映画祭'89」の記録映画。映画祭がどのように準備されていくかを記録するために撮影が開始され、主として世界中から集まった参加者へのインタビュー、関連するフィルム、映像の断片などで構成されている。1989年は、天安門事件とベルリンの壁崩壊の年であり、この作品は映画祭自体を記録しただけでなく、その時代の精神に満たされた映画となった。小川紳介ほか編集。
[会場] 東北芸術工科大学図書館2F AVルーム
[料金] 入場無料
[主催] 東北芸術工科大学、特定非営利活動法人 山形国際ドキュメンタリー映画祭
[問い合わせ] phone: 023-627-2044(東北芸術工科大学図書館)