2005-04-01 | | | 金曜上映会のお知らせ〈4月−5月〉 |
山形ドキュメンタリーフィルムライブラリー試写室を会場に毎月2回(第2、第4金曜日)上映会を開催しています。ライブラリー収蔵作品を含むドキュメンタリー映画や、戦前の無声映画、映画史に残る名作、自主製作作品や、実験映画、アニメーションなど、普段映画館やテレビ・ビデオなどでなかなか見る機会が少ない作品を中心に上映しています。会費1,000円で月2回の上映会を半年間お楽しみ頂けます。是非ご利用ください。
山形ドキュメンタリーフィルムライブラリー金曜上映会
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●4月8日[金]…〈英国ドキュメンタリー・クラシック傑作選〉
14:00、18:30(各2回上映) - 『流網船』監督:ジョン・グリアスン/1929/40分
『夜行郵便』監督:ベイジル・ライト、ハリー・ワット/1936/24分
『石炭の顔』監督:アルベルト・カヴァルカンティ/1936/11分
『英国に聞け』監督:ハンフリー・ジェニングス、スチュアート・マカリスター/1942/20分
『ティモシーのための日記』監督:ハンフリー・ジェニングス/1945/39分
※全作品16mm、『流網船』以外は、日本語字幕あり
■1927年ジョン・グリアスンは帝国通商局の出資で『流網船』を作り、その成功により若いスタッフを集めて次々とドキュメンタリーを生み出してゆきます。1930〜40年代、英国は世界のドキュメンタリーをリードする存在となりました。この伝統は、ケン・ローチやマイク・リーなど現代の監督達に引き継がれ、劇映画にも大きな影響を及ぼしています。
●4月22日[金]…〈映画祭のあるヤマガタから生まれた作家たち1:黄木優寿監督作品集〉
14:00、19:00(各2回上映)- 『砂の入った靴のままで』2000/ビデオ/12分
『PeterPiperPumpkinhead』2002/ビデオ+8mm/24分
『えくおとさず』2003-2004/8mm/3分×7本、ほか
■黄木監督は東北芸術工科大学在学中から作品を作り続け、映画祭ではデイリー・ニュースの取材などで活躍。卒業後の現在も山形市に住みながら地道に映像制作を続けています。自作自演劇から構造映画、フィルムによる実験などこれまでの制作の中から自選の作品を上映。当日は黄木監督のトークを予定しています。
●5月13日[金]…〈映画祭のあるヤマガタから生まれた作家たち2:大木千恵子監督作品集〉
14:00、19:00(各2回上映)- 『つぶつぶのひび』2004/20分
『車は走らなくても、よかった。』2002/ビデオ/10分、ほか
■大木監督は東北芸術工科大学在学中から作品を作り続け、映画祭ではデイリー・ニュースの取材などで活躍。卒業後制作した『つぶつぶのひび』は、第27回東京ビデオフェスティバル大賞とイメージフォーラムフェスティバル2005の佳作をダブル受賞。当日は大木監督のトークを予定しています。
●5月27日[金]…〈『阿賀の記憶』完成披露上映〉
14:00、18:30(各2回上映)- 『阿賀に生きる』監督:佐藤真/1992/16mm/115分/YIDFF '93 優秀賞
『阿賀の記憶』監督:佐藤真/2004/16mm/55分
■3年にわたる現地での共同生活をしながら、阿賀野川の川筋で暮らす人々の生活を描き、国内外で高い評価を得た『阿賀に生きる』から12年。かつて出会った人々のその後の人生をもう一度見つめたいという思いから、当時の膨大な未使用フィルムに加え『阿賀の記憶』は完成しました。佐藤真監督のご厚意により東京公開に先駆け山形で上映!
※上映作品が急に変更の場合があります。遠方の方はご来場前に番組をご確認ください。
※金曜上映会についてはこちらをご覧ください。
[会場] 山形ドキュメンタリーフィルムライブラリー試写室
会場地図
[料金] 会員入場無料(友の会会員
半年1000円 当日すぐ入会できます)
[主催] 山形国際ドキュメンタリー映画祭実行委員会
[問い合わせ] phone: 023-666-4480(映画祭山形事務局)