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2004-10-01 | 東北芸術工科大学図書館上映会〈10月−11月:小川紳介特集〉

 東北芸術工科大学図書館との共催で毎月第3水曜日にドキュメンタリー映画の上映会を開催しています。学生対象の上映会ですが一般の方の参加も歓迎します。今回は山形国際ドキュメンタリー映画祭のスタートに際しても大きな支えとなった小川紳介作品の連続上映。是非ご参加ください。

東北芸術工科大学図書館上映会

1020日[水]17:30(1回上映)
牧野物語・養蚕編
監督:小川紳介
日本/1977/日本語/カラー/16mm/112分

木村サトさんはお蚕(こ)さまの先生。サトさんは蚕と絹とは切っても切れない縁だと言う。2ミリ程の孵化したばかりの蚕に桑うけしてから3週間――丸々と肥えた人差指大の蚕を見つめるサトさんの眼がほころぶ。映画は春の蚕の誕生から、餌である桑の葉の選択、そして何度目かの脱皮を経て、ようやく秋を迎え繭を作るまでの作業を、細部にわたって見せてくれる。


1117日[水]17:30(1回上映)
小川プロ訪問記
監督:大重潤一郎
日本/1981/日本語/カラー/16mm/61分

当時山形県上山市牧野で『ニッポン国古屋敷村』『牧野物語・稲作編』(後に『1000年刻みの日時計』として結実する)を製作中の小川プロを、映画監督の大島渚が訪ねた記録。映画製作について熱く語り続ける小川監督の肉声がよみがえる。


1215日[水]『青年の海 ―四人の通信教育生たち―
119日[水]『現認報告書・羽田闘争の記録

[会場] 東北芸術工科大学図書館2階AVルーム
[料金] 入場無料
[共催] 東北芸術工科大学図書館
[主催] 山形国際ドキュメンタリー映画祭実行委員会
[問い合わせ] phone: 023-666-4480(映画祭山形事務局)

 


2004-10-01 | 山形市立図書館 『雪国』上映会
117日[日]10:15(1回上映)
雪国
監督:石本統吉
日本/1939/日本語/モノクロ/16mm/40分

この作品は、山形県新庄村(当時)で数カ月に及ぶ長期ロケを敢行して撮影された、日本におけるドキュメンタリー映画の記念碑的存在である。雪と人間との生活的苦闘、さらに雪害を少しでも克服しようと様々な対策に取組み、たゆみない努力を続ける雪国の人々の生態を記録し、雪害対策の重要性を社会問題として提起した。

[会場] 山形市立図書館
[料金] 入場無料
[主催] 山形国際ドキュメンタリー映画祭実行委員会
[問い合わせ] phone: 023-666-4480(映画祭山形事務局)

 


2004-10-01 | 山形市西部公民館 『極北のナヌーク』上映会
1130日[火]19:00(1回上映)
極北のナヌーク
監督:ロバート・フラハティ
アメリカ/1922/英語/モノクロ/16mm/50分/サウンド版

エスキモー一家の一年にわたる生活を描いたドキュメンタリー史上に残る傑作。フラハティの第一回作品だが、“ドキュメンタリー”とはどのような特質を持ち、どのような原則を持っていなければならないかという彼の考えが明確に現れている。自然と戦う人の根底にあるものを理解し、そのような戦いにある調和を描き出そうとし、エスキモーの単なる記録にとどまってはいない。

[会場] 山形市西部公民館
[料金] 入場無料
[主催] 山形国際ドキュメンタリー映画祭実行委員会
[問い合わせ] phone: 023-666-4480(映画祭山形事務局)