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山形ドキュメンタリーフィルムライブラリー金曜上映会

●5月10日［金］ …〈怪奇幻想映画の巨匠　金綺泳（キム・ギヨン）特集〉
14:00, 19:00『死んでもいい経験』監督：金綺泳/韓国/1988/95分
17:00『下女』監督：金綺泳/出演：キム・ジンギュ/韓国/1960/ビデオ上映/108分

■“怪物”と呼ばれた怪奇幻想映画の巨匠、韓国の金綺泳監督（1919-1998）特集。韓国でも公開されず映画祭で一度だけ上映された「魔性の女」シリーズの集大成とも言える幻の遺作『死んでもいい経験』に、男を破滅に導く魔性の女が描かれた金綺泳ワールドの原点にして頂点の傑作と言われる『下女』を夕方１回のみ同時上映。

●5月24日［金］ …〈アジアのドキュメンタリー〉
14:00, 19:00『線路沿い』監督：杜海濱（ドゥ・ハイビン）/中国/2000/ビデオ/125分

■中国南北を走る鉄道路線の要、中国陜西省宝鶏の線路沿いに住むホームレスの少年たち。それぞれの理由から農村や少年院を飛び出し、流れ者になった彼らの心の中を同年代の監督が見つめる。映画祭2001のアジア千波万波で特別賞を受賞。

●6月14日［金］ …〈柳澤壽男監督を偲ぶ〉
14:00, 18:00『東海の民芸をたずねて』監督：柳澤壽男/1958/31分
14:40, 18:40『風とゆききし』監督：柳澤壽男/1989/154分

■1999年の6月16日に83歳で亡くなった柳澤壽男監督を偲んで最後の作品『風とゆききし』を上映。盛岡市民福祉バンクの活動と福祉バンクが直面する様々な問題を記録、福祉をテーマにドキュメンタリーを撮り続けた柳澤監督の集大成ともいうべき長大な傑作に、2人の大学生を主人公に民間伝承の技芸を伝える柳澤監督の初期短編映画をニュープリント版で同時上映する。

●6月28日［金］ …〈インド映画の奇跡　グル・ダットの全貌 その1〉
14:00, 18:40『渇き』監督・出演：グル・ダット/1957/145分
17:00『グル・ダットを探して』監督：ナスリーン・カビール/1989/84分

■1950年代インド映画黄金時代を代表するグル・ダット監督（1925-1964）は俳優やプロデューサーもこなした大スターであり、今なおインド国内で圧倒的な人気を誇っている。売れない詩人ヴィジャイの詩を気に入ってくれるのは娼婦のグラーブだけ。自暴自棄になったヴィジャイは、ふとしたことから鉄道事故に巻き込まれ、発売された遺稿詩集はベストセラーになるが…。全編に甘美な詩と歌が溢れる『渇き』はインド映画史上に輝くグル・ダット渾身の代表作。1964年に39歳という若さで自ら命を絶った彼に捧げられた三部構成のドキュメンタリーを同時上映。

●上映作品が急に変更の場合があります。遠方の方はご来場前に番組をご確認下さい。
[会場] 山形ドキュメンタリーフィルムライブラリー試写室 →会場地図
[料金] 会員入場無料（友の会会員 半年1000円 当日すぐ入会できます）
[主催] 山形国際ドキュメンタリー映画祭実行委員会
※金曜上映会についてはこちらをご覧ください。

[お問い合わせ]
山形国際ドキュメンタリー映画祭実行委員会事務局
phone: 023-666-4480