2011-12-01 | | | YIDFF 2011 閉幕! |
今年も映画祭を無事、盛況のうちに終えることができました!
日本中に震災の影響が色濃く残る中、10月6−13日の会期中の総入場者数は23,000人を超え、過去映画祭の中で2番目の動員数を記録しました。
国内外よりご来場の皆様、ボランティアとして映画祭を支えてくださった皆様に、心より感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。
次回映画祭は2013年10月に開催します。インターナショナル・コンペティション、アジア千波万波部門の作品募集の開始時期は、決まり次第随時お知らせします!
2011-12-01 | | | 我らとともにある映画 |
映画祭2011の準備が本格化しはじめる3月、大震災が東日本を襲いました。被害はこれまでの体験や想像を遥かに超え、原発事故による放射能の影響は将来にも不安を残し、今後の我々の生き方そのものを問い続けています。
私たちは震災直後から、多くの方々の支援を受けながら、避難所や被災地で復興支援上映会や子ども映像ワークショップを行って来ました。映画を通して何が出来るのかを自らに問いつつ手探りで実践する活動。今回、映画祭2011から始動した東日本大震災復興支援上映プロジェクト「ともにある Cinema with Us」もそのひとつです。
映画祭という国際的な交流の場で、現時点で見られる震災に関する映像をできる限り見てもらおうと、震災から約半年、短編長編合わせて29本の映画を集めて上映し、2つのシンポジウムを行いました。映画祭期間中は延2,000人を超える方々がこの企画に参加され、いまだに各方面から問合せをいただいています。
私たちはこれから、神戸、京都、東京、岩手、宮城、福島と上映を続けてゆきます。未曾有の現実に人々がどう向き合おうとしているのか、そのリアルな姿や様々な試みを共有し見つめ続けるこのプロジェクトは、今後、いろんな形で全国各地にバトンタッチされていくことでしょう。
圧倒的な現実、撮り伝える人々、それを共有する私たちは、今という時代に「ともにある」と感じます。そんな、我らとともにある映画を作り続け、見続けたいものです!
(高橋卓也、山形事務局長/「ともにある Cinema with Us」コーディネーター)