2004-05-27 | | | 金曜上映会のお知らせ〈6月−7月〉 |
山形ドキュメンタリーフィルムライブラリー試写室を会場に毎月2回(第2、第4金曜日)上映会を開催しています。ライブラリー収蔵作品を含むドキュメンタリー映画や、戦前の無声映画、映画史に残る名作、自主製作作品や、実験映画、アニメーションなど、普段映画館やテレビ・ビデオなどでなかなか見る機会が少ない作品を中心に上映しています。会費1,000円で月2回の上映会を半年間お楽しみ頂けます。是非ご利用ください。
山形ドキュメンタリーフィルムライブラリー金曜上映会
- ●6月11日[金]…〈柳澤壽男監督を偲ぶ〉
14:00、18:30(各2回上映) - 『私たちの新聞』監督:柳澤壽男/製作:日本映画社/1951/21分/ビデオ上映
『ぼくのなかの夜と朝』監督:柳澤壽男/撮影:石井尋成、秋山洋、長田勇/編集:高橋春子/音楽:松村禎三/録音:大橋鉄矢/解説:伊藤惣一/1971/100分
■1999年6月16日に83歳で亡くなった柳澤壽男監督を偲ぶ。山形映画祭には第1回から参加、第3回にはアジア・プログラムの審査員を務められた柳澤監督は、長年企業のPR映画などに携わっていたが、60年代後半からは福祉をテーマとした作品を自主製作し続けた。『ぼくのなかの夜と朝』では宮城県西多賀病院におもむき進行性筋萎縮症の子どもたちに密着した。初期短篇『私たちの新聞』を同時上映。
●6月25日[金]…〈映画祭2003アンコール 9〉
14:00、18:30(各2回上映)- 『350元の子』監督:李林(リー・リン)/中国、アメリカ/2001/85分/FIPRESCI賞
『雑菜記』監督:許慧如(シュウ・ホイルー)/台湾/2003/43分/アジア千波万波奨励賞
■中国四川省・成都でヘロインを買うため盗みを重ねる12歳の少年とその仲間たちを見つめた『350元の子』、一人暮しの父親の日常を娘が綴った『雑菜記』。映画祭2003アジア千波万波で上映され高い評価を得た、女性作家による2作品を上映する。 審査員コメント
●7月9日[金]…〈樋口源一郎=初期作品集〉
14:00、18:30(各2回上映)- 『お金と私たち』監督:樋口源一郎/撮影:江連高元/桜映画社/1956/27分
『カメラとシャッター』監督:樋口源一郎/撮影:藤井良孝/桜映画社/1960/23分
『明日を考える』監督:樋口源一郎/撮影:金山富男/桜映画社/1961/33分
『女王蜂の神秘』監督:樋口源一郎/撮影:小林一夫/桜映画社/1962/33分
■1906年山形県天童市生まれ、現在もなお活躍を続け『真正粘菌の生活史』(1997)『きのこの世界』(2001)など意欲的な作品を発表している現役最長老(?)ドキュメンタリスト樋口源一郎監督の初期作品上映。女王蜂をめぐるミツバチ社会の神秘を冷静な科学者の目で解き明かしたドキュメンタリー映画史上に残る傑作『女王蜂の神秘』は国内はもとより海外でも高い評価を得た。ほか3作品を上映予定。
●7月23日[金]…〈映画祭2003アンコール 10〉
14:00、18:30(各2回上映)- 『天使狩り ― 預言者詩人の四つの情熱』監督:アンドレイ・オシポフ/ロシア/2002/56分
『時の愛撫』監督:パブロ・ガルシア/スペイン/2001/72分
■ロシアの詩人アンドレイ・ベールイの生涯を実験的手法で描いた『天使狩り ― 預言者詩人の四つの情熱』、スペインの小さな村フエンテ・アラモの一日を溢れる光の中に描いた『時の愛撫』。映画祭2003インターナショナル・コンペティションの2作品を一挙上映する。
※上映作品が急に変更の場合があります。遠方の方はご来場前に番組をご確認ください。
※金曜上映会についてはこちらをご覧ください。
[会場] 山形ドキュメンタリーフィルムライブラリー試写室
会場地図
[料金] 会員入場無料(友の会会員
半年1000円 当日すぐ入会できます)
[主催] 山形国際ドキュメンタリー映画祭実行委員会
[お問い合わせ] phone: 023-666-4480(山形事務局)