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2003-10-29 | 金曜上映会のお知らせ〈11月−12月〉

 山形ドキュメンタリーフィルムライブラリー試写室を会場に毎月2回(第2、第4金曜日)上映会を開催しています。ライブラリー収蔵作品を含むドキュメンタリー映画や、戦前の無声映画、映画史に残る名作、自主製作作品や、実験映画、アニメーションなど、普段映画館やテレビ・ビデオなどでなかなか見る機会が少ない作品を中心に上映しています。会費1,000円で月2回の上映会を半年間お楽しみ頂けます。是非ご利用ください。

山形ドキュメンタリーフィルムライブラリー金曜上映会

1114日[金]…〈家族の肖像=昭和30年代の日本 その5〉
 14:00、19:00(各2回上映)
遊び場のない子供たち演出・撮影:菊池周/1965/37分
原野に生きる1963/64分

1955年、全国の婦人連盟有志によって設立された桜映画社は、当時母親プロダクションと呼ばれ女性に身近なテーマの作品を数多く製作しました。今回は日本の昭和30年代を桜映画社作品で振り返るシリーズ第5弾。大都市の子供の遊び場と、その遊びの変化を記録した菊池周(亀井文雄作品のカメラマンとして著名)作品と、北海道の原野に生きる家族を描く劇映画の2本を上映します。


1121日[金]…〈忘れ去られた映画史・最終章〉
 14:00、19:00(各2回上映)
OH! モーレツ杜野煌/1969/40分
クライマックス奥脇敏夫/1968/64分

忘れ去られた映画=独立系成人映画(ピンク映画)の1960年代を検証するシリーズの第7弾。映画史からは抹殺された作品群であっても作り手たちの息遣いは今なお見るものに伝わる事だけは確か。今回は60年代の玉石混交の映画たちを総ざらいします。追加上映・変更あり。


1212日[金]…〈家族の肖像=昭和30年代の日本 その6〉
 14:00、18:30(各2回上映)
猫の散歩監修:山本嘉次郎/演出:大橋秀夫/1962/30分
風土病との闘い演出・撮影:菊池周/編集:亀井文夫/1962/27分
家庭の年輪堀内甲/1965/64分

1955年、全国の婦人連盟有志によって設立された桜映画社は、当時母親プロダクションと呼ばれ女性に身近なテーマの作品を数多く製作しました。今回は日本の昭和30年代を桜映画社作品で振り返るシリーズ第6弾。野良猫の視点で都会の生活を覗き見、奄美大島や四国の風土病の実体を捉え、団地アパートに住む孤独な老人を描きます。高度経済成長の中に有漢できた数々の問題が見え隠れする作品群です。


1219日[金]…〈映画祭2003 アンコール上映1〉
 14:00、18:30(各2回上映)
純粋なるものアナット・ズリア/2002/63分/特別賞、市民賞
ヒトラーのハイウェイレック・コワルスキー/2002/81分

今月より、映画祭2003受賞作品を中心にアンコール上映をスタート。今回はインターナショナル・コンペティション特別賞と市民賞のダブル受賞を果たしたイスラエルの『純粋なるもの』、ヒトラーの痕跡を新たな視点からカメラに切り取った『ヒトラーのハイウェイ』を上映します。


※上映作品が急に変更の場合があります。遠方の方はご来場前に番組をご確認下さい。
金曜上映会についてはこちらをご覧ください。

[会場] 山形ドキュメンタリーフィルムライブラリー試写室 →会場地図
[料金] 会員入場無料(友の会会員 半年1000円 当日すぐ入会できます
[主催] 山形国際ドキュメンタリー映画祭実行委員会
[お問い合わせ] phone: 023-666-4480(山形事務局)