2003-07-23 | | | 金曜上映会のお知らせ〈8月-9月〉 |
山形ドキュメンタリーフィルムライブラリー試写室を会場に毎月2回(第2、第4金曜日)上映会を開催しています。ライブラリー収蔵作品を含むドキュメンタリー映画や、戦前の無声映画、映画史に残る名作、自主製作作品や、実験映画、アニメーションなど、普段映画館やテレビ・ビデオなどでなかなか見る機会が少ない作品を中心に上映してます。会費1,000円で月2回の上映会を半年間お楽しみ頂けます。是非ご利用ください。
山形ドキュメンタリーフィルムライブラリー金曜上映会
- ●8月8日[金]…〈家族の肖像=昭和30年代の日本 その3〉
14:00、19:00(各2回上映) - 『日本の童謡(英語版)』木村荘十二、島崎嘉樹/1961/30分
『ちいさい子供の事故』丸山章治/1962/21分
『海ッ子山ッ子』木村荘十二/1958/70分
■日本の昭和30年代を桜映画社作品で振り返るシリーズ第3弾。東京の子どもたちの間にもまだたくさんのわらべ歌が生きていたことを示す『日本の童謡』、幼い子どもの事故がどういうところで起きるかを検証した『ちいさい子供の事故』、そして、海と山に囲まれた伊豆半島の小さな町を舞台に海の子と山の子の対立を描く児童劇映画の秀作など3作品を上映。
●8月22日[金]…〈忘れ去られた映画史6/男優たちの挽歌〉
14:00、18:30(各2回上映)- 『挑まれた女』宮口圭/1964/70分
『乾いた肌』若松孝二/1964/80分 - 参考上映 16:50(1回のみ上映)
- 『痴情の罠』甲斐清二/1965/70分
■忘れ去られた映画=独立系成人映画(ピンク映画)の1960年代を検証するシリーズの第6弾。ピンクといえば女優中心のジャンルだが男優の存在感なくして作品の輝きはない。ミステリー仕立ての『挑まれた女』、メロドラマ仕立ての『乾いた肌』、そしてやくざ映画仕立ての『痴情の罠』。ありふれた筋立ての中に女たちを愛し女たちに翻弄される個性的で魅力的な男たちの生き様が脈打つ。
●9月12日[金]…〈家族の肖像=昭和30年代の日本 その4〉
14:00、19:00(各2回上映)- 『ふるさとに生きる主婦たち』村田達二、高木邦治/1958/20分
『おじいさんはがんこ者』堀内甲/1958/30分
『現代家族』堀内甲/1962/48分
■日本の昭和30年代を桜映画社作品で振り返るシリーズ第4弾。地方に生きるお母さんたちの生活向上運動をオムニバス風に描いた『ふるさとに生きる主婦たち』、農村の食生活の改善をユーモラスに描いた『おじいさんはがんこ者』、娘の結婚問題をテーマに家族の在り方を問う『現代家族』など3作品を上映。
●9月26日[金]…〈映画祭突入直前/フラハティ特集〉
14:00、19:00(各2回上映)- 『極北のナヌーク』ロバート・フラハティ/1922/50分/サウンド版
『アラン』ロバート・フラハティ/1934/70分
■ドキュメンタリー映画の父と言われるロバート・フラハティと映画製作でも良き協力者であった妻フランシス・フラハティの映画史上に残る2大名作を一挙上映。何故彼らの名前が山形映画祭インターナショナル・コンペティション最高賞に冠せられているかは作品を見れば一目瞭然。未見の方はこの機会に是非!
◆10月は映画祭開催のため金曜上映会はお休みです。11月14日より再開します。
※上映作品が急に変更の場合があります。遠方の方はご来場前に番組をご確認下さい。
※金曜上映会についてはこちらをご覧ください。
[会場] 山形ドキュメンタリーフィルムライブラリー試写室
→会場地図
[料金] 会員入場無料(友の会会員
半年1000円 当日すぐ入会できます)
[主催] 山形国際ドキュメンタリー映画祭実行委員会
[お問い合わせ] phone: 023-666-4480(山形事務局)