english
2003-06-02 | 金曜上映会のお知らせ〈6月-7月〉

山形ドキュメンタリーフィルムライブラリー試写室を会場に毎月2回(第2、第4金曜日)上映会を開催しています。ライブラリー収蔵作品を含むドキュメンタリー映画など映画館やテレビ・ビデオなどでなかなか見る機会が少ない作品を中心に上映しています。

山形ドキュメンタリーフィルムライブラリー金曜上映会

613日[金]…〈柳澤壽男監督を偲ぶ〉
 14:00、19:00(各2回上映)
夜明け前の子どもたち柳澤壽男/1968/116分
参考上映エチケット三木映画社作品/1959/10分

1999年6月16日に83歳で亡くなった柳澤壽男監督を偲びます。『夜明け前の子どもたち』は、長年企業のPR映画などに携わっていた柳澤監督が福祉映画を自主製作し続けるきっかけとなった記念すべき傑作です。


620日[金]…〈タイ短編映画特集〉※本日のみ第3金曜日に変更
 【映画祭2001アジア千波万波審査員
   チャリダー・ウアバムルンジットさん来形決定!】

 14:00 プログラムA:アピチャッポン・ウィーラセタクン初期作品集
メー・ヤナンの伝説1996/21分
マレーと少年1999/27分
第三世界1999/19分(映画祭 '99 アジア千波万波上映)

 15:30 プログラムB:タイ若手映像作家短編集1
メーナークピムパカ・トウィラ/1997/30分(イメージフォーラム・フェス1998審査員特別賞受賞)
モーターサイクルアディトヤ・アサラト/2000/14分
魚は飛ばないプラモート・センソーン/2001/17分
Dog & Godサルンヨー・ジララク/2002/9分

 18:30 チャリダー・ウアバムルンジットさんのゲスト・トーク

 19:30 プログラムC:タイ若手映像作家短編集2
ルアン伯父さんパークプーム・ウォンプーム/2001/8分
ピンクハウススワン・フナクシリサクン/2001/17分
ハルシネーションソフォン・サクダピシット/2002/16分
僕の象の絵ソンヨス・サグマカナン/2002/11分
ワサン・リァウクラン/2002/10分
小さな父さんタウェポン・プラトーンウォン/2002/13分

昨年のカンヌ映画祭「ある視点」部門グランプリを受賞したA・ウィーラセタクンや今年のベルリン映画祭フォーラム部門で長編デビューを果たしたピムパカ・トウィラなど、今のタイ映画界ではインデペンデント出身の若手世代が国際的な活躍をしています。今回はタイのインディーズ映画独特の味・におい・感触に触れるプログラムです。タイ・フィルムファウンデーションのチャリダーさんのトークも予定。是非ご参加ください。


711日[金]…〈家族の肖像=昭和30年代の日本 その1〉
 14:00、18:30(各2回上映)
さようなら蚊とはえさん青山通春/1955/21分/蚊とはえの駆除・農村篇
百人の陽気な女房たち青山通春/1955/30分/蚊とはえの駆除・都市篇
お姉さんといっしょ青山通春/1956/60分/NHKラジオ連続放送劇より

1955年全国の婦人連盟有志によって設立された桜映画社は、当時母親プロダクションと呼ばれ、女性に身近なテーマの作品を数多く製作しました。今回は桜映画社の記念すべき第1回作品『さようなら蚊とはえさん』ほかベネチア映画祭児童劇映画グランプリ受賞『お姉さんといっしょ』など上映。昭和30年代の日本を振り返ります。


725日[金]…〈家族の肖像=昭和30年代の日本 その2〉
 14:00、18:30(各2回上映)
おやつ西岡豊/1955/23分/当時の子どもの夢や生態が生き生きと描かれる
お母さんの幸福木村荘十二/1958/49分/母親が結核になって家の中に大革命
今どきの嫁青山通春/1956/49分/山形・寒河江ロケで農村の嫁姑問題を描く

1956年山形県婦人連盟は創立10周年記念として、農村に根強く残る嫁姑問題を山形の月山を背景に描く『今どきの嫁』を企画、会員からの募金で製作費を捻出し桜映画社が製作しました。姑に飯田蝶子、嫁に岸旗江、夫に鈴木瑞穂というキャスト。完成後は山形県下の映画館で上映され大ヒットを記録したといいます。作品的にも高い評価を得たこの名作を、当時の子どもや家族を描いた作品と共に上映します。乞うご期待。


※上映作品が急に変更の場合があります。遠方の方はご来場前に番組をご確認下さい。
金曜上映会についてはこちらをご覧ください。

[会場] 山形ドキュメンタリーフィルムライブラリー試写室 →会場地図
[料金] 会員入場無料(友の会会員 半年1000円 当日すぐ入会できます
[主催] 山形国際ドキュメンタリー映画祭実行委員会
[お問い合わせ] phone: 023-666-4480(映画祭山形事務局)